「日本七名城の一つ」司馬遼太郎が絶賛 青森・弘前城
2009/06/04 13:54:50
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歴史作家・司馬遼太郎氏が「街道をゆく」の中で、「日本七名城の一つ」
と絶賛した、北の名城、青森県弘前市の、弘前城です。
例年、桜の開花は、ゴールデンウィークに重なり、たくさんの観光客が
訪れますが、今年は気象のいたずらか、4月26日に雪が降りましたので、
「雪と桜」が同時に見られた、珍しい春となりました。
ここには、ソメイヨシノ、シダレザクラなど、約50種類、2600本
もの桜が咲き乱れ、その中には、1882年(明治15年)に植えられた
日本最古のソメイヨシノや、幹の周囲が5m15cmにもなる(これも、
日本最大)の木もあります。桜のトンネルも、有名ですね。
明治、大正の頃より、シーズンには観桜会が開かれ、特に夜桜の美しさ
は見事で、毎年盛況だったのですが、残念ながら、昭和19年、20年、
21年のときだけは、開かれませんでした。
戦争末期、そして敗戦の直後には、とてもそのような気持ちにはなれな
かったのでしょう。
「散る桜 残る桜も 散る桜」
禅僧良寛の辞世といわれています。なんとこれに歌詞がついて、曲がつき、
鶴田浩二さんが歌っていました。ご存知でした?
特攻隊員の気持ちをあらわす歌として、歌われたと聞きますが、いえいえ、
特攻隊だけではありません。すべての人にとっても、
「散る桜 残る桜も 散る桜」
でありましょう。我が身の無常を、常に忘れず、聞法精進したいと思います。
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