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京都・御室の桜 

仁和寺1 仁和寺2
        ↑<上の写真をクリックすると、大きな写真になります>↑

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 御室桜(おむろざくら)の名で知られる、京都御室仁和寺の桜です。

 ここは、真言宗の寺ですので、あくまで、桜を撮影するためだけに

立ち寄りました。

 仁和寺(にんなじ)の本尊は、阿弥陀如来坐像です。

 阿弥陀如来なら、真宗の人もお参りしてよいのでは、と思われるか

も知れませんが、そうではありません。


 ピンと来た方もあるでしょうが、ここの阿弥陀如来は「坐像」です。

座っておられる阿弥陀様です。

 浄土真宗では、たとえば絵像、木像の阿弥陀如来像でお分かりのよ

うに、立像、立っておられる阿弥陀様です。

 その違いは、どこにあるのでしょうか。


 座っておられるのは、たとえて言えば、お医者さんが病院で患者さん

を診察している、いわゆる「宅診」のようなものです。具合が悪かった

ら、どうぞいらしてください。診察しましょう、ということです。


 しかし、ほんとうに具合が悪い時には、病院まで行くことができない。

そんな重病の患者さんへは、お医者さんは「往診」をします。

 ちょうど立っておられるのは、この「往診」にあたります。


 欲や怒りの煩悩にけがれ、悪しか造れないのが十方衆生(すべての人間)

と見抜かれた阿弥陀如来。それは、ちょうど、とても病院まで来ること

などできない、重病人のような者だと、私たちの姿を見てとられたので

ありました。

 そこで、阿弥陀如来のほうから、私たちのほうへと、ちょうど往診して

くださっているのが、立っておられる阿弥陀様なのです。


 座っておられるのは、だから、本当の阿弥陀様ではないということです。


 ただ、しかし、桜はとってもキレイでしたので、撮影してきました。

 ご了承ください。

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H N:健太

年 齢:昭和生まれ

性 別:男性

誕生日:10月31日

職 業:団体職員

趣 味:写真やビデオの撮影

     ギターも大好き

自己紹介:桜が好きで始めました

    親鸞聖人を心から慕ってます