琵琶湖疏水~岡崎公園 親鸞聖人の岡崎草庵も近くに
2009/04/08 10:41:10
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琵琶湖の水を、京都まで引くという壮大な計画が、第三代京都府
知事・北垣国道氏によって提唱され、明治18年から23年までの、
5年の歳月と125万円(当時の市の予算の十数倍)をかけて、
完成しました。
蹴上発電所、夷川発電所が作られ、紡績,伸銅,機械,タバコ等
の工業に生かされるとともに、明治28年には、路面電車も開業し
て、首都が東京に移ったことで沈んでいた京都市民の心に、希望の
の光が差したのでした。
東山・蹴上から、鴨川に注ぐまでの地域は、岡崎公園として整備
され、動物園、博物館、京都会館などが立ち並んでいます。疎水には
観光船も走り、水上から眺める桜は、見事です。
岡崎といえば思い出す、親鸞聖人の岡崎の草庵も、この岡崎公園の
北、東西に走る丸太町通りに面して、現存しています。
また、親鸞聖人が出家得度された、青蓮院も、岡崎公園から南へ、
三条通りを過ぎたところにあります。
「明日ありと 思う心の あだ桜
夜半に嵐の 吹かぬものかは」
九歳で出家得度なされた聖人が、詠まれたお歌と伝えられています。
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