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万葉の里・高岡 古城公園の桜 

高岡古城公園の噴水 高岡古城公園のお堀

      ↑<上の写真をクリックすると、大きな写真になります>↑

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 富山県高岡市の古城公園は、壮大な天守閣などはありませんが、

春は桜の名所として、多くの人が訪れます。お堀には観光船も走り、

水上からの眺めも、なかなかです。

 
 高岡市といえば、富山県第二の都市ですが、歴史は古く、北部の

伏木に、かつて越中の国府がおかれていました。ここに、万葉歌人

大伴家持(718-785)が駐在していたことがあり、この地で220首

余りの歌を詠んでおります。

 その中の一首。


 世間は 数なきものか 春花の

    散りの乱ひに 死ぬべき思へば ~ 大伴家持


 <訳>

  世間とは数え上げられないくらい、なんとはかないものか。

  春の花が散って行くことに紛れて、死んでいくべきことを思えば。


 春の花、というのは、桜なのか、梅なのか、花の命に、人間の命の

はかなさを、重ねて見たのでしょう。


 さて、この縁で、毎年「万葉集 朗詠の会」が催され、この古城公園の

舞台で、多くの市民が参加して、和歌を朗詠します。これもまた、夏の

風物詩になっています。

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H N:健太

年 齢:昭和生まれ

性 別:男性

誕生日:10月31日

職 業:団体職員

趣 味:写真やビデオの撮影

     ギターも大好き

自己紹介:桜が好きで始めました

    親鸞聖人を心から慕ってます