忍者ブログ

[PR] 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



上野公園 動物園も有名ですが こんな悲話も 

上野公園1 上野公園2

      ↑<上の写真をクリックすると、大きな写真になります>↑

────────────────────────────



 不忍池から、細い道路を挟んで高台となっているのが、上野公園で、

こちらも、桜の名所です。美術館、博物館、など、さまざまな文化的

施設が、この一帯に集まっていますが、中でも、上野といえば「動物園」

というくらい、パンダで有名になり、地方からわざわざ見に行かれた方

も多いのではないでしょうか。かく言う私も、親子で行きました。

 ただ、最近は、パンダはいなくなって、少々入園者数も減少ぎみだ

とか。それと、見せ方がうまくて面白いと評判の、旭山動物園に急追

されているとも言われます。

 とはいえ、毎年200~300万人の入園者というのは、すごい数です。


 さて、明るい桜のショットのあとで、暗い話でなんですが、上野動物園

といえば、避けて通れない話が、しかも子供でもよく知っている話があり

ます。絵本では「かわいそうな ぞう」(金の星社)となっています。


 昭和11年、上野動物園のヒョウが逃げ出し、14時間後に無事捕獲された

のですが、「猛獣が逃げ出したら、大変だ」という教訓を残しました。

 やがて、太平洋戦争が始まり、緒戦こそ連戦連勝でしたが、やがて戦局

は不利になり、本土空襲も激化すると、上野動物園も爆撃されるかも知れ

ないということが、危惧されるようになりました。

 実際、ベオグラード空襲では、猛獣が街に逃げ出しパニックになりました。

 日本でも、いつ同じようなことになるか、わかりません。

 ライオンやクマなどの猛獣は殺処分され、残る心配は、象だけになりま

した。しかし、薬品を注射しようとしても、針は折れるし、毒入りのエサ

を出しても、吐き出してしまって、なかなか処分できません。

 しかたないので、エサを一切与えず、餓死させることになりました。

 ところが、おなかがすいた3頭のゾウは、教え込まれた芸をすれば、

エサをもらえるかと思って、一生懸命、芸をしたのでした。

 しかし、飼育係は、一切エサを与えませんでしたので、とうとうジョン、

トンキー、ワンリーの3頭は、餓死していったのでした。

 この事件は多くの人に影響を与えました。

 例えば、ラジオ「秋山ちえ子の談話室」では、8月15日には毎年、

この絵本を朗読されていました。

 戦争がもたらす、さまざまな悲劇の一つです。

PR


 この記事へのコメント 

この記事へコメントする








絵文字:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字









 この記事へのトラックバック 

この記事のトラックバックURL

05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
H N:健太

年 齢:昭和生まれ

性 別:男性

誕生日:10月31日

職 業:団体職員

趣 味:写真やビデオの撮影

     ギターも大好き

自己紹介:桜が好きで始めました

    親鸞聖人を心から慕ってます